Extraordinary Station

<Phase 007> 【連続妄想小説】ド●えもん 〜の●太のパラドクス4〜 (2007.07.01.)
<<TOP

<Back


の●太は驚愕に眼を剥く。
ぐ……な、何で…生きている……!
 何故…! 何 故、まだ動く……!!
「残念だけど……僕は尻尾を引っ張られない限り機能停止しないんだ よ、の●太くん」
「ふっ……俺と…したこと…が……う、迂闊だったな……。
 だ、だが…俺は…まだ…死んじゃぁ……いないぞ……!
尻尾を掴もうとするの●太。
素早く身を引くド●えもん。

「はぁ…はぁ……う、動くな……! 動くと…撃つ……ぞ!
「の●太くん、君の銃……ト●レフはね、9発しか装填できないんだ よ。
 僕の携帯に1発、引き出しに5発、そして僕に3発。 君の銃はもう弾切れな んだよ」
く……ッ!
歯噛みするの●太。

「ねぇ…の●太くん……。 どうしてこんなことを? そんなに僕のことがイヤだったの?」
自嘲的な顔をしながらの●太は答える。
「ハハ……。 そりゃ……好き…だったさ。 大…好きだったよ。
 だが…な……お、俺達…だ ろ……。
 だ、だから……どんなに…好きでも……頑張…っても…む、結ばれない……叶わ…な い……だろ?
 だったら……こ、壊しちゃえば…いいって……思っ…たんだよ……」
人と機械の間に愛なんか生まれないよ
!!!!
 そ…そん な……!
 じゃ、じゃぁ…マ、マ●チは……! あ…あれは!
それを聞いて、ド●えもんは呆れた顔で告げる。
嘘に決まってるでしょ。 君、ギャルゲやりすぎ
嘘だっ!!!!!
うん、アニメも見すぎ

ドォン!!
ショットガンの弾が、再びの●太を捕らえた。
「じゃぁね、の●太くん。 ……悪く思わないでね」

――数ヵ月後。 22世紀、東京。
学会にて興味深い論文が発表された。
”アニヲタ・ゲーム脳と凶悪犯罪の関 連性”
論文制作者は発表直後、謎の失踪を している。
その後、論文制作者の姿を見たものはいないという。

――THE END...




<<TOP

<Back

Copyright (C) 2007-2009 Raven.   All Rights Reserved.